2016年5月10日火曜日

オバマ大統領と安倍首相への謝罪要求アピール



アピール文
私たちはオバマ大統領に米国政府の原爆無差別大量虐殺について謝罪を要求します
同時に日本政府のアジア太平洋侵略戦争について安倍首相の謝罪を要求します
-日本国憲法第九条を擁護する立場から-

 194586日と9日の原爆による21万人(内4万人は韓国・朝鮮人)にのぼる広島・長崎市民の無差別大量殺戮、それに続く815日の日本の降伏を、日本軍国主義ファシズムに対する「自由と民主主義の勝利」と米国は誇り高く主張しました。実は、アメリカ政府は、主として、ソ連に対して核兵器の破壊力を誇示するという政治的理由のために、戦略的には全く必要のない広島・長崎への原爆攻撃を決行しました。また、天皇裕仁と日本政府が「国体護持=天皇制の維持」に固執してポツダム宣言受諾を遅らせたことも、アメリカによる原爆攻撃を結果的には自ら招く要因となりました。
 ところが、トルーマン大統領は、戦争終結を早め「多数の民間人の生命を救うため」に原爆を投下したと述べて、アメリカ政府が犯した重大な戦争犯罪の責任をごまかす神話を作り上げました。核兵器使用という残虐極まりない戦争犯罪に対する非難は、同年810日に日本政府がたった1回出した抗議声明以外、世界のどの国の政府からも出されませんでした(ちなみにこの抗議文には焼夷弾爆撃に対する批難も含まれていました)。かくして、「自由と民主主義の勝利」という名目上の「正義達成」目的のために使われた手段である核兵器もまた、正当化されてしまいました。そのため、核兵器そのものの犯罪性が、その後、厳しく追及されないままになってしまいました。          
 それが追及されなかったため、「正義は力なり」という米国の本来の主張は、核兵器という大量破壊兵器を使ったことによって、実際には「力(=核兵器)は正義なり」とサカサマになっていたことを暴露する機会が失われてしまったのです。つまり、米国が主張する民主主義の本質「正義は力なり」という普遍原理は、核兵器使用という犯罪性を隠蔽するための口実として使われることで、すっかり空洞化されていたのです。その結果、核兵器使用は「人道に対する罪」であり、核抑止力は「人道に対する罪」を犯す準備・計画を行う犯罪行為=「平和に対する罪」であるという核兵器の本質が、いまだに明確に普遍的な認識となって世界の多くの人たちに共有されていないのです。
 一方、日本は、1945815日に発表した終戦の詔勅(天皇メッセージ)で、「非人道的な原爆のゆえに降伏せざるをえなかった」と述べ、「原爆投下」だけを降伏決定要因とし、15年という長期にわたってアジア太平洋各地で日本軍が犯した様々な戦争犯罪や、アジア各地で起きていた抗日闘争を徹底的に無視するどころか、戦争は「アジア解放」という「正義」のためであったとの自己正当化のために原爆被害を利用しました。こうして、アメリカ政府同様に、日本政府もまた原爆殺戮を政治的に利用して、自国の戦争責任を隠蔽しました。
 しかも、連合国側に降伏するやいなや、日本政府首脳たちは「一億総懺悔」を国民に強要することで自分たちの戦争責任をうやむやにしてしまいました。同時に、天皇裕仁は本当は戦争に反対した「平和主義者」であったが、一部の軍指導者たちに政治的に利用された「戦争犠牲者」であるという神話を創り上げました。そのため、日本国民は天皇をまさに自分たちの戦争被害体験の象徴と見なすようになり、「一億総懺悔」は「一億総被害者意識」へと急速に転化していきました。日本人だけが被害者という「一億総被害者意識」からは、それゆえ他のアジア人=日本軍の残虐行為の被害者は完全に排除されてしまい、朝鮮人被爆者ですら長年の間「被爆者」とは見なされませんでした。その後、原爆無差別殺戮は日本の戦争被害のシンボルとしておおいに政治的に利用されるようになる一方で、日本人は、その加害の張本人であるアメリカ政府の責任を追及することもせず、日本人がアジア太平洋各地で繰り広げた残虐行為の加害責任を問うこともしないという、「加害者不在の被害者意識」にとらわれるようになりました。
 つまり、これまで、私たち自身が被害者となった米国の原爆殺戮犯罪の加害責任を厳しく問うことをしてこなかったゆえに、私たち日本人がアジア太平洋各地の人たちに対して犯した様々な残虐な戦争犯罪の加害責任も厳しく追及しないという二重に無責任な姿勢を産み出し続けてきました。わたしたちの戦後「民主主義」には、厳明な「責任認識」の上に立った「正義履行」という点で、このような重大な欠陥があったのです。そのため、米国の軍事支配(日米安保体制)には奴隷的に従属する一方で、アジア諸国からは信頼されないため、いつまでたっても平和で友好的な国際関係を築けない国となっています。このように、日米両国が犯した由々しい戦争犯罪行為の責任のどちらもがこれまで真剣に問われなかった事実は、今わたしたちが暮らしている日本社会の閉塞した現状と実際には深く且つ密接に関連しているのです。特定秘密保護法導入、安全保障関連法=戦争法の導入、「河野談話」や「村山談話」の実質的否定、原発再稼働、辺野古米軍新基地建設など、安倍政権が矢継ぎ早に出している反民主主義的で人権無視の政策は、この70年にわたって蓄積されてきたこのような日米両国の戦争責任問題と密接に絡んだいろいろな矛盾が、今まざまざと露呈しているのだと言えます。
 したがって、私たちには、もう一度「原爆・焼夷弾無差別大量殺戮」と「日本軍残虐行為」という二つの「人道に対する罪」の原点に立ち戻り、その視点からアメリカをはじめとする核保有国や核の傘に依存する日本などの核抑止力神話を打ち破るとともに、確固とした戦争反対の国際連帯を構築することが求められています。戦後間もなく、当時の首相・幣原喜重郎が発案し、占領軍最高司令官マッカーサーの支持をえて国会で十分議論が重ねられた上で作成された日本の憲法第九条は、そのような視点に立って市民運動を展開するための、私たちが拠って立つべき思想的基底であることを、再度ここで確認しておく必要があります。
  日本の植民地主義、軍国主義、米国の核戦争を経て、憲法第九条は、国家の非武装、軍事力によらない平和という絶対平和主義の思想、すなわち「いかなる理由によっても人間には人間を殺す権利はないし、誰も殺されてはならない」という信念が具現化されたものです。「原爆・焼夷弾無差別大量殺戮」も「日本軍残虐行為」も、まさしくこの絶対平和主義という普遍原理にあからさまに乖背する非人道的で破壊的な暴力行為です。これらに対する「責任」も認めず「謝罪」もしないまま、核兵器を保有し続け軍事力を増大させながら、「核のない世界」や「安全平和なアジア」の構築だけを表面的、形式的にだけ唱えることは、単に欺瞞行為であるだけではなく、憲法第九条の精神=人類の普遍原理を空洞化する、「人道に対する反逆行為」です。
 よって、私たちは、オバマ大統領が広島を訪問される際には、米国大統領として、原爆・焼夷弾無差別大量殺戮が人類に対する由々しい犯罪行為であったことをはっきりと認め、米国政府の責任の所在を明らかにした上で、原爆・焼夷弾被害者に謝罪し、残り少なくなった米国大統領の任期期間中、「核廃絶」に向けて全力で努力する覚悟を公にされることを要求します。と同時に、日本政府、安倍政権にも、中国・北朝鮮・韓国をはじめアジア太平洋諸国に対して自国の「戦争責任」を真摯に認め、謝罪し、「被害者」、「被害国」が受け入れられるような適切な戦後補償政策を実践していくことを強く求めます。
2016 510

呼びかけ人:
久野成章 田中利幸 原由紀夫

賛同者名(順不同 敬称・肩書き省略)
52022時にて賛同受付を一応終了させていただき、アピール文をオバマ氏と安倍氏の両者宛に郵送いたしました。しかし、引き続き賛同者を募ることで、このメッセージの拡散に努めたいと思います。ご協力のほどお願いいたします。ご賛同いただける方は下記アドレスまでご連絡ください。
これまでに、北海道から沖縄まで全国各地と韓国、カナダ、ドイツ、フランスなどから合わせて387名の方々と8つの団体から賛同をいただきました。本当にありがとうございます。本当はお一人お一人にお礼のメールを差し上げなければならないところですが、なにとぞおゆるしください。アピールの英語版をこのブログで紹介していますので拡散していただければ光栄です。
なお、20142月に広島の8市民組織が共同でオバマ大統領宛に謝罪要求の書簡を送っていますが、その書簡は下記アドレスで読めます。
英語版:https://goo.gl/WLf0tN
日本語版:http://peacephilosophy.blogspot.jp/2014/02/blog-post_28.html?m=1

稲垣康夫 いさじ章子 松元保昭 宗友正利 長瀬未代子 森一女 菅原佐喜雄 金野奉晴 船井汎彦 池辺幸惠 高田健 高橋京子 北村めぐみ 木村紀子 木村紀子 木村逸己 皿海達哉 矢野秀喜 加藤陽祐 服部救 小川玲子 ゲルマー・アンドレア 増田千代子 秋山史 野副逹司 崎山比早子 星川まり 労働者共闘(団体賛同) 上田三起 永野浩二 塚本知子 小倉志郎 駒込武 大住元美登里 レア眞由美 常住良保 坂博文 相沢緑 瀬川嘉之 浅井桐子 山邊悠喜子 石岡洋子 星美智子 くまがいマキ 井野勝行 井野文 井野麻子 井野菜央子 井野孝太朗 井野千代子 井野貴仁 井野由紀子 井野遥斗 井野都希也 吉田明子 匿名希望者4名 吉田薫 吉田敏子 吉田伸枝 吉田央 東條昭子 間宮智子 服部尚美 山田一志 森田眞理 みどり宮城 深田和秀 山本恵子 安齋徹雄 本田孝雄 山本進 日笠ゆりか 石丸初美 石丸陽一 藤井理嘉 石田きよみ 小野国雄 日笠たえこ 日笠健治 日笠雄介 日笠のりこ 山本久 角田亮子 山内正実 辻秀香 竹沢まさこ 矢ヶ崎克馬 小林栄子 一谷智子 高橋弘明 八尋きよ子 さんし 村井完江 今井久美子 守田敏也 浦田賢治 湯浅正恵 松岡由美子 ZENKO(平和と民主主義をめざす全国交歓会)・広島(団体賛同) 中村由美 手塚建二 五味智英 栗本昭 中島一男 片柳静子 石岡洋子 菅原龍憲 日韓民衆連全国ネットワーク(団体賛同) 86ヒロシマ平和へのつどい実行委員会(団体賛同) 東北アジア情報センター(団体賛同) 教科書問題を考える市民ネットワークひろしま(団体賛同) 山川滋 岡田健一郎 高瀬正徳 吉田悟郎 「不戦へのネットワーク」(団体賛同) 鈴木博子 ヴェール・ウルリケ 藤原浩修 三浦恒紀 根本仁 大丸光子 橋本建八郎 仲内節子 鈴木トミ子 鈴木敏督 横繁隆夫 本間登志雄 宮本直実 坂本幸子 岩橋弘子 林大山 小谷野京子 井上陽子 青木一由 亀岡惠子 三木照男 竹山克則 常木冨喜子 比賀江道子 今徳芳子 斉藤純子 宇田川幸子 押田トミ子 大橋邦夫 津田ノリ子 木村民世 光武厚子 西野誠 富永辰男 大庭千世子 上田裕子 石川良宣 上田昭子 福田たかし 沼舘千佳子 一瀬敬一郎 和田千代子 江口昌子 中本昌年 竹内康人 木村厚子 竹本和義 中西綾子 下田濟二郎 澤野重男 目良誠二郎 山口響 野中末雄 のむらともゆき 新孝一 天野恵一 鶴文乃 木村雅英 長田満江 江川靖子 沢田正 仲村渠政彦 藤岡正雄 光本敏子 有村文江 木津博充 武田隆雄 江上彰 池田寛信 黒川眞一 平賀伸一 山本みはぎ 不戦へのネットワーク(団体賛同) 青原さとし 二宮公子 石岡真由海 新田栄 大久保浩 大久保泰子 河合知義 小林久公 森本道人 浅川泰生 舟橋喜惠 野村修身 難波郁江 倉橋哲生 倉橋綾子 石山博 斉藤貴男 中島俊江 白田真紀 佐藤千代子 今村年伸 今村典子 佐々木真紀 瀬尾徹志 福島博子 中島暁 川原洋子 須田稔・弘子 むらき数子 石井明美 佐藤茂伸 中島まり 英髙桑武子 中村あけみ 谷野隆 佐々木孝 木原省治 斎藤義子 白砂やす子 鳥羽みさを 野村洋子 尾沢孝司 小倉雅昭 山岸康男 尾澤邦子 森田奈美 金子恵子 高橋直己 今田裕作 大谷健造 瀬尾徹志 山口啓 藤野龍一 梶村道子 豊島幸一郎 釈正意 中井正幸 高田文章 浅田明 浅井健治 伊藤正子 二瓶一夫 山岡晶子 堀口眞也 柳井みのり 柴田もゆる 光永サチ子 井前弘幸 高木裕子 柳時京 遠藤竜太 近藤奎治 いとうたけひこ 古橋雅夫 戸田志香 宮崎誠二郎 松井雅子 山田修 伊藤一幸 木村厚子 小武正教 新田秀樹 末永恵子 笠原眞弓 阿部博紀 阿部太郎 コリン・コバヤシ 丸浜江里子 竹内良男 豊永恵三郎 飯森伸哉 吉田収 岡嵜啓子 難波健治 磯貝治良 さとうしゅういち 根津公子 川本正晴 渡辺健樹 上羽場隆弘 斉藤日出治 織田勝也 服部綾乃 高橋信 横田嘉夫 水澤壽郎 松村高夫 上田道夫 太田昌国 五十嵐守 田島隆 土屋信三 吉川徹忍 國光幸子 國光了 下井田カズエ 黒田貴子 李昤京 実国義範 繁山達郎 桜井大子 池田正 半沢里史 吉田正裕 向井均 井上豊 畑中敏之 山本直美 林辰也 齋藤郁夫 中嶋直子 佐々木有美 郡島恒昭 中村薫 佐藤茂美 黒田貴子 國本悦郎 三浦真智 山邊一哉 小川清 山下けいき 佐藤大介 原京子 西端順子 城山大賢 時津彩子 大杉清 姜有司 有賀精一 簑口季代子 安東善博 寺島洋一 殿平善彦 日南田成志 常石登志子 川崎直美 埴野謙二 柳田健 片桐悦子 長田順子 長田新一 長友明子 田中徹 佐々木力 梶村太一郎 石川逸子 神谷扶左子 金信明  河野通威 岸本伸三 吾郷健二 橋野高明 渡辺亨 仲宗根勇 菱木通剛 林衛 田島義夫 宮野和徳 宮野由美子 山下一夫 平岡敬 河野康弘 国富建治 奥村弘 伊藤(鹿子木)眞理子 村上啓子 三輪力也 西岡由紀夫 多賀俊介 清田勝成 長谷川澄 寺尾光身 堀伸夫 落合栄一郎 安藤かがり 酒井泰幸 岡原美知子 高橋博子 藤澤宜史 梶野宏 乗松聡子 竹原陽子
















12 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

オバマ大統領への謝罪要求、アピール文に賛同します。

 ふみひこは
 ああ アメリカの
 げんばくに
 やきころされぬ
 このひ このつち

 やけるまちに
 のけぞりてしにし
 むざんなる
 ふみひこのかたち
 わすれうべきや

原爆によって息子・文彦を亡くした原民喜の兄守夫の歌です。
文彦は当時小学一年生で、その死は「夏の花」にも唯一実名で描かれています。

アメリカ大統領が謝罪なしにヒロシマの地を踏みなど、あってはなりません。

竹原陽子

金信明 さんのコメント...

金信明(福岡県)さんから

原爆で被爆した朝鮮人の死亡率が日本人の被爆者の死亡率と比べて、極端に高いのも韓国ではよく知られた事実です。苦しみの中で「水」や「痛い」などを朝鮮語でわめいたために、民族差別故に病院や避難場所に運ばれることなく無残にも死に追いやられた朝鮮人がたくさんいます。安部には、そうした過去に行った非道な日本の民族差別、植民地主義をも謝罪してほしいです。


戦後日本は、広島・長崎に投下された原爆により70万人もの人々が殺傷されたことをもって、被害者であることを強調します。もっともなことです。しかし植民地下で来日して広島・長崎において同じように被爆をした7万人もの朝鮮人の存在について語られることは多くありません。広島平和記念公園の韓国人慰霊碑は公園の中に建てることができず、公園外にあったが、1999年になってようやく公園の中に移設されました。

7万人の朝鮮人被爆者のうち4万人の朝鮮人は、路上で倒れていても朝鮮語で「水」や「助けて」「痛い」という言葉を発したため、水も食べ物も与えられず、病院にも運ばれずに死亡したという悲しい歴史があったことは知られていないようです。朝鮮人の「見殺し殺人」という悲しい出来事があったことは日本社会で語られることはありません。それは6000人を超す朝鮮人が虐殺された関東大震災(1923年)から23年後の出来事です。

常石登志子 さんのコメント...

久野さま、田中さま、横原さま

アピール文を拝読いたしました。胸をうたれました。
私は、昭和21年1月広島生まれの胎内被爆者です。

アピール文に全面的に賛成です。アメリカは人類史上最悪の
原子爆弾を広島のみならず、長崎の上に投下し、人体実験を
したことに、人間として謝罪すべきだし、日本は太平洋戦争を
始めた責任を明らかにし、全世界(とりわけ東アジア諸国)に対して
謝罪するべきだと思います。安倍首相がオバマ大統領に
同行するのであれば、ふたりして戦争の世紀であった「20世紀」を
終わらさなければならないと思います。
その意味で、アメリカ、日本の両国が深い謝罪を全世界に向かって
広島の地より、表明してほしいと思います。
どうか、よろしくお願いいたします。
そして、有難うございました。
常石登志子 横浜市在住

西端 順子 さんのコメント...

オバマ・安倍への抗議文 賛同します。が、付け加えてくださるとありがたいです。安倍への踏込みが、たりません。オバマに、平和公園を訪れることを要求するのであれば、安倍も 日本軍侵略の象徴である 中国の南京紀念館(正式には侵華日軍南京大屠殺遇難同胞紀念館)を訪れて、謝罪すべきであるということを。(南京以外にも入れていただいたらいいと思いますが)
西端 順子

五十嵐 守 さんのコメント...


オバマ大統領への謝罪要求アピールに賛同します。
賛同者:五十嵐 守
アピール文は、日米の戦争責任、戦後責任、そして現在の
核安保体制に対する責任を鋭く突いていおり、感銘をうけ
ました。
私の父は東京大空襲の被災者ですが、無差別爆撃による市
民の殺戮への批判もあってよかったかなと思います。
ヒロシマを「日米同盟強化」のスポットにしよう、という
とんでもない日米の思惑にしっかりクサビを打ち込んで行
きましょう。

竹原陽子 さんのコメント...

昨年、朝日新聞社が被爆者対象に行ったアンケート。
”米国大統領が広島・長崎を訪問すべきか”
 「訪問すべきだが謝罪は必要ない」24%(1385人/5762人)
 「訪問して謝罪すべきだ」43.4%(2500人) 
5/13付 朝日新聞 「オバマ米大統領広島へ 緊急連載・中」より

目良誠二郎 さんのコメント...

田中利幸さま

今朝の『東京新聞』「こちら特報部」<オバマ氏広島訪問で隠されるもの>で、田中さんの的確な批判コメントに深く共感しました。合わせて署名のことも知りましたので、賛同します。アピールの内容は、僕がかつて40年間の社会科教師として学び、教材化を試みてきたこととほぼ一致します。ところで、「当時の首相・幣原喜重郎が発案し、占領軍最高司令官マッカーサーの支持をえて国会で十分議論が重ねられた上で作成された日本の憲法第九条」という規定については、僕の恩師の堀尾輝久先生も最近の『世界』で詳論されていらっしゃいますが、僕は一つだけ重要な留保が必要だと考えています。つまり、幣原首相が九条を発案したことは事実ですが、幣原首相は何らかの形で天皇制を残すこと(国体護持)を至上の動機として、その実現とワンセットで九条を発案したこと。しかも、マッカーサーへの九条の発案は自分の内閣にも極秘の単独行動であり、マッカーサーの軍事占領権力によって自らの内閣に「押し付け」てもらうことを明確に依頼したものだったことを、忘れてはならないということです。そして、軍事占領政策の遂行に天皇制の利用価値を見出していたマッカーサーも、「民主化」と並び「非軍事化」を柱とする米国政府の対日占領基本政策の具体化として、幣原の「押し付け」を含む九条提案を積極的に受け入れたのだと思います。重原自身が正しく認識していたように、マッカーサーの軍事占領権力による日本の支配層への「押し付け」なしでは九条の実現はあり得なかったのです。その留保なしの「九条幣原発案説」は、当時の複雑な政治状況の単純化と美化につながることを懸念します。以上の留保を除いて、アピールの内容に全面的に賛同します。ありがとうございました。

目良誠二郎(72歳)
東京都文京区在住

山口響 さんのコメント...

田中利幸さま、久野成章さま、横原由紀夫さま

長崎の山口響です。
オバマ、安倍に謝罪を要求するアピール文に「山口響」名で賛同します。

この件で長崎新聞に文章を書きました。「オバマ歓迎派」の気持ちもわからなく
はないので若干トーン弱めですが、本当は「どの面下げて広島に来るのか」と言
いたいところです。もっとも、広島に来るオバマに対してというよりも、それを
易々と受け入れようという日本社会の方に私は腹が立っています。

http://www.nagasaki-np.co.jp/news/nagasakij/2016/05/02104711.shtml

矢ヶ崎克馬 さんのコメント...

何の目的で被爆地を訪れるのだろうか?被爆者の家族として私は願う。オバマ大統領は、原爆を投下し、世界史上最大の殺戮と破壊を行ったことに対して、米国大統領として断固として謝罪をすべきである。これなくして何が「核兵器無き世界」を唱える誠があろうか。イラクをはじめとしてイスラム諸国に「武力...で平和をもたらし」、「武力で近代化を計り」、「武力で民主化を図ろう」として、ただ、死の商人だけを太らせ、底知れない恨みの世界を造出した国の大統領である。日本への原爆投下を武力主義的に正当化しようとする限り核兵器はおろか通常兵器の軍縮のぐの字も行えないことは明白である。アメリカの軍事産業は経済の3分の1を占めると言われている。武力、武器を作る巨大産業の利益を、あらゆる人権の上に置く自国の人格破壊構造に終止符を打つ覚悟が無ければ、言葉のパフォーマンスだけが宙に踊り、ノーベル平和賞がむなしく虚構を飾るのみである。核なき世界を訴えるなら、まず自国の核をなくすべきである。核兵器の高度警戒状態を解き、他の核保有国にも核の臨戦体制を解かせるべきである。米国の核システムの近代化のために1兆ドルを上回る予算が予定されているが、それを直ちに停止させるべきである。NPTで提唱されたグローバルな核廃絶計画を主導権をもって前進させるべきである。これらの課題を実現する決意を伴わない被爆地訪問は、山吹の花である。平和憲法を敵対的な視点で破壊すべき対象としか見ることのできない安倍首相がオバマ氏に追随して核廃絶の提唱者面をするのは滑稽である。日本政治のあらゆる局面で知性のひとかけらも無い人権破壊の限りを尽くそうとする首相に、核兵器廃絶などの高度の知性の営みなが可能なはずがないのである。
矢ヶ崎克馬

常住良保 さんのコメント...

趣旨に賛同し下記コメントします。
戦闘機が爆弾を積むようになって大量殺戮が可能となり一般市民の犠牲が圧倒的に増えた。そして、その最たるものが原爆である。原爆は人を殺戮するだけでなく、その被害は生き残った人間やその子孫たちにまで及ぶ。その事を人道的に許されるべき行為でないとの共通認識として為政者は持てないのか。ましてや、武器としての核を競って開発するなど言語道断の極みである。挙げ句の果て、核の平和利用と称して、核技術の温存やプルトニウムの確保のために原発の維持を図るなど反社会的である。以上のような観点が、唯一原爆の被害にあった日本だからこそ持てるものであるはずだ。広島や長崎を反省してこそ核の廃絶に向かうのであって、原爆を正当化した上での核廃絶など砂上の楼閣である。オバマ氏も安倍氏も、謙虚に先の大戦を反省謝罪し、国家としての正義を確立するべきである。
趣旨に賛同し下記コメントします。
戦闘機が爆弾を積むようになって大量殺戮が可能となり一般市民の犠牲が圧倒的に増えた。そして、その最たるものが原爆である。原爆は人を殺戮するだけでなく、その被害は生き残った人間やその子孫たちにまで及ぶ。その事を人道的に許されるべき行為でないとの共通認識として為政者は持てないのか。ましてや、武器としての核を競って開発するなど言語道断の極みである。挙げ句の果て、核の平和利用と称して、核技術の温存やプルトニウムの確保のために原発の維持を図るなど反社会的である。以上のような観点が、唯一原爆の被害にあった日本だからこそ持てるものであるはずだ。広島や長崎を反省してこそ核の廃絶に向かうのであって、原爆を正当化した上での核廃絶など砂上の楼閣である。オバマ氏も安倍氏も、謙虚に先の大戦を反省謝罪し、国家としての正義を確立するべきである。
常住良保 



木村紀子 さんのコメント...

オバマ大統領と安倍首相への謝罪要求アピールに賛同したく、
ご連絡申し上げます。
広島出身の私と夫は、オバマ大統領の謝罪のない広島訪問、
そして、謝罪を求めない日本政府の姿勢に強い違和感と憤りを覚えています。
アピール文にある、戦後の日本が原爆の政治利用してきたことに強く共感しました。
広島で生まれ育ち、身近な人から原爆の被害について聞きながら感じていた、
もやもやした違和感の正体を言い当てていただいたように思いました。
そして、今回のオバマ大統領の謝罪なき広島訪問とそれを容認する日本政府
の態度により、原爆の被害にあった方々の悲しみと心の叫びは、
決定的に踏みにじられるように思えてなりません。
また、日本が加害者となったアジア諸国と真摯に向き合う機会を再び失い、
日本が米国の属国として戦争の道に突き進むという、広島が最もあってはならない
形で利用されることになるのではと危惧しています。

皿海達哉 さんのコメント...

「オバマ大統領と安倍首相への謝罪要求アピール」拝読させていただきました。的確な過去と現在の分析、その上に立った具体的な提言に、全面的に賛同致します。
しかし、この「アピール」を当事者とそれを取り巻く人々に受け入れていただくのは、容易ではないと思われます。例えば、アピールの文中に「無差別爆撃」の文言がありますが、1945年3月10日、夜間、低空飛行で大量の焼夷弾を降らせて、僅か3時間以内に25万戸を灰にし、10万人を殺戮した東京大空襲、それを指揮したカーチス・ルメイは、かの「ノーベル平和賞」を受賞している佐藤栄作首相のとき、『勲一等・旭日大綬章』を与えられているのです。(実際に渡したのは池田勇人首相のとき。勲一等の授与は天皇が直接手渡すことになっているが、さすがに天皇もそれだけは拒否されたとのこと)。岸信介・佐藤栄作両氏に連なる安倍首相が、集団自衛権行使の強硬採決を果たした直後の昨年11月、アフガニスタンやイラク侵攻の際、日本政府に「ショウ ザ フラッグ」「ブーツ オン ザ グラウンド」を要求したアメリカのアーミテージ国務副長官とラムズフェルド国防長官に、ルメイと同じ旭日大綬章を与えているのです。大多数の国民が何も知らされないままに……。
 さらに、確か安倍首相と同期だった岸田文雄外務大臣が、最近「核兵器保持は日本国憲法9条に反しない」と発言しています。「必要最小限の武器は保持できる」の「最小限」の中に、「核兵器」が入ると言っているのです。国会議員のだれが言ってもいけないことですが、特に岸田文雄氏は、広島1区の選出ではありませんか。安倍首相と同様、岸田氏も祖父・父に続く 三代世襲の国会議員です。
 これらは全て、先の第二次世界大戦なり太平洋戦争なり大東亜戦争なり、さまざまに呼ばれる戦争・事変等々が、わが国のみならず、近隣の国々に、信じがたいほどの巨大な悲劇の堆積を残して終ったとき、国家及び国民の「戦争責任」の徹底的な追及・検証が疎かにされたままで来たことから生じたのでしよう。
さて、元気の出ないことばかり書いてきました。最後に、ドイツのワイツゼッカー大統領の『謝罪の言葉』の中から、世界中を感動させた部分を抄出して書き写させていただきます。
「今日の人口の大部分は、あの当時、子どもだったか、まだ生まれていませんでした。この人たちは、自ら手を下していない行為について、自らの罪を告白することはできません。ドイツ人でもるというだけの理由で、粗布(あらぬの)の質素な服をまとって悔い改めるのを期待することは、感情を持った人間に出来ることではありません。しかしながら、先人は彼らに容易ならざる遺産を残したのであります。罪の有無、老幼いずれを問わず、われわれ全員が、過去を引き受けなければなりません。だれもが過去からの帰結に関わり合っており、過去に対する責任を負わせられています。問題は、過去を克服することではありません。さようなことができるわけはありません。しかし、過去に目を閉ざす者は、結局のところ、現在にも盲目となります。非人間的な行為を心に刻もうとしない者は、またそうした危険に陥りやすいのです。」2016年5月24日 
「子どもの本9条の会・広島」所属 皿海達哉より。